管理者も組織の業績を達成させようと一生懸命です。 部下の顔色を窺いながら、何とか部下のやる気を引き出そうと、あの手この手と手を尽くしています。 内心は「こいつはおれのことどう思っているのだろうか、おれを馬鹿にしているのではいか」薄氷を踏む思いかも知れません。 実は、管理者もどうしていいかわからないのだと思います。 やることといえば、期首目標を達成させることには懸命になれるけども、それ以外は何をやっていいのかよくわかっていない、というのが管理者の実態なのでしょう。

技術革新の激しい中、環境変化が著しい中、あるいは求められるマネジメントが変わってしまった今、管理者は自分の能力の限界に気づいていると思います。 技術については部下のほうが知っている、論理的思考力や創造的思考力も部下のほうが優れている、現場の情報は部下のほうが持っている、こんな状況でどうマネジメントをしていえばいいのか、悩みは多いのではないかと思います。 とりあえず、やるべきことは本を読みまくり、知識武装し、上にも下にも「わかっているふりをする」「マネジメントをしていることをアピールする」こと。

自信がないから知識をつける。でも、表面的な理解しかしてないから「知恵」に昇華されない。 組織の方向が見えないから明快な戦略を打ち出せない。 とにかく一生懸命やって目標を達成させることで自分の身を守ることで精一杯です。

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